日本脳炎注意報について|小児科・内科・皮膚科 東大阪市の小児科専門医院|髙丘医院

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日本脳炎注意報

毎年、九州や四国の自治体が日本脳炎注意報を発令しており、今年も長崎県ですでに発令されています。 養豚場で最近日本脳炎ウィルスに感染した豚の数で流行を予測しています。ウィルスを持った蚊を媒介して人に感染します。 治療薬はありません、予防接種が有効です。 日本脳炎発症者は予防接種を受けている子供よりも高齢者に多くなっています。子供の方が蚊に刺さされることが多いのに発症者が少ないのは予防接種の効果です。 日本での発症は毎年10人以下ですが日本脳炎ワクチンが始まる前は数千人の発症者とその3割が死亡していました。 日本では発症者は少ないですが中国や韓国、東南アジアでは多くの発症者が出ています。また、定期接種が終了しても経時的に免疫は低下しますので5~10年間隔で接種することが勧められています。 実際、高齢者に発症者が多いのは徐々に免疫が低下しているためです。 蚊の多い季節に接種すればいいのではなく接種できる年齢になれば早めに接種をお願いします。

標準的な接種スケジュールは3歳で1期を2回、1年後(4歳)追加1回、9歳で2期1回の合計4回です。 ただし、1歳や2歳でも蚊に刺されますので心配な方、実家が関西以西で度々帰省する方は6ヶ月から接種することができますので相談してください。